3月26日 フランス シラク大統領夫人が
ビゴの店『芦屋本店』を表敬訪問

1965年4月16日。第6回東京国際見本市のために、1人のフランス人がバゲットの作り方の
デモンストレーションを行った。
それまでほとんど知られる事のなかった 「本当のフランスパン」を、初めて一般 の人々に披露した、
その人こそ
フィリップ、ビゴ


以来、彼はフランスパンの普及に努め、今では 「フランスパンの神様」と言われるようになった。
パンに対して決して妥協を許さない彼は、何より発酵を大事にし、添加物は一切使わない。
パンは命の糧だから。


来日して7年の月日が過ぎた1972年、兵庫県の芦屋に「ビゴの店」をオープンする。
1984年には、東京のプランタンにも進出し、現在関西地方に6店鋪、関東地方に4店鋪を抱える。
どの店も基本は同じ。


生地の気持ちを考え、生地を活かして作られたバゲットは、皮が薄くてぱりっと固い。
中はしっとりで香りゆたか、塩味と発酵からくる
甘味がしっかり存在する究極のパンである。

パンの神様はどうやってパンをつくるのかビゴのパン
フィリップ・ビゴのパン
フィリップ・ビゴ著
A4変型判 200頁(内カラー168頁)
●定価3570円(税込)
本格的なフランスパンをはじめて日本に紹介したのが、いまも芦屋でパン屋「ビゴの店」を営むフィリップ・ビゴである。
日本でのフランスパンづくりにおいては、「パンの神様」といっても過言ではない存在だ。
本書ではレシピとともに、ビゴの考えるパンづくりの真髄を、随所にちりばめているのが特徴。
人間のためではなく、パンが気持ちよく発酵する環境には何が必要なのか、いけないのか、
どうこねたらパンはおいしくなるのか……、などなど。これまでにはなかった、パンの立場で書かれた技術書といえる。
ベーシックな5つのジャンルのパン48品を、状態がわかるプロセス写真とていねいな解説で紹介。
ほかにお菓子っぽいパンやパン屋がつくる菓子40品や、パンを使ったメニューやパンに合う料理40品、さらに飾りパンも掲載。
パンへの愛情あふれる技術書といえる。

カンパーニュ飾りパンリエットカナッペ
Information